知っておきたいお墓づくりの基本

デザイン

お墓のデザインとして、「和型」と呼ばれる伝統的なタイプと、「洋型」と呼ばれる高さが低くモニュメント的なタイプの大きく2種類に分けられます。それぞれのタイプにそれぞれの良さがあります。

 「和型」棹石(さおいし)+上台(うわだい)+下台(しただい)を基本として構成される形。特に寺院墓地でのお墓と言えばこのタイプ。一般的には正面に彫刻する内容も宗旨・宗派によって異なります。前部に花立てが1対、香炉台、供物台が備えられます。

 

 

 「洋型」主碑+台石で構成され、一般的には直方体や、横から見て台形の主碑で構成されるタイプが多い。その他にも、最初の打ち合わせ時に「まあるいイメージ」など抽象的なイメージを伝えるとイメージにあったお墓のデザインをつくることができます。ただし、墓地によってはデザイン上の制約がありますので、事前にしっかりと確認することをお勧めします。

 

 ただ、洋型の自由なデザイン墓をつくる際、技術的には可能であっても、具体的な形(個人の趣味によるものが多い)をご要望される方もおられるようですが、当社では永く後世に残るお墓としては、お勧めできません。
 当社では、後世に残るお墓だからこそ、百年後、二百年後に誰からも心から手を合わせられるようなお墓づくりを目指しています。

 

石の種類

 お墓に使われる石も国内産をはじめ外国産まで、様々な種類がありご予算にあわせて選ぶとよいでしょう。また、通常石材店としては国内産の大島石などは、「大島石」と表記するにとどまるケースが多いのですが、同じ大島石でも切り出される山(丁場といいます)によってグレードに違いがあります。お墓づくりの石の種類にこだわる場合、是非丁場ごとの違いなども、たずねてみることをお勧めします。常に丁場の状況をチェックし、石の品質を確かめている石材店であれば、すぐに丁場の名前も提示できます。

庵治石:細目(香川県) 庵治石:中目(香川県)
大島石(愛媛県大島余所国) 大島石(愛媛県大島宮窪)
天山石(佐賀県) 美島石(佐賀県)
唐原石 BVR
北木石 議院石(広島県)

 

 

彫刻内容

棹石の彫刻(とくに正面文字)は宗旨、宗派によって異なる場合がありますので、石材店としっかり打ち合わせすることが大切です。その中でも、基本的なことを下記に挙げます。
戒名(法名)は右面の右から順番に刻字します。
建立年月/建立者名は裏面でなくてもかまいません。
正面が南無阿彌陀佛などお年号の場合、花立石に○○家と刻字する場合があります。
 家紋は必ずしも彫刻しなければいけないものではありません。
文字の書体もいろいろございますが楷書体、行書体、隷書体の三つが代表的な書体です。
また、お客様や御住職様が書かれた名号(文字)も使用することができます。
実際に彫刻する際には、彫刻する内容の原稿(家紋なども含む)をお客様自身で確認した方がよいでしょう。

 

各宗派の題目

浄土宗、浄土真宗、天台宗、時宗
南無阿弥陀仏
真言宗
南無大師遍照金剛
日蓮宗、日蓮正宗
南無妙法蓮華経
臨済宗、曹洞宗、黄檗宗
南無釈迦牟尼仏
浄土系の宗派
倶會一處


 

付属品

お墓には個人の俗名や戒名(法名)を石塔本体の棹石に彫刻したりもしますが、敷地(境界石で囲まれた部分)の広さに余裕があれば墓誌(霊標、法名板)を置いて、彫刻したりもできます。また、ローソク立てや線香立ても石製やステンレス製など様々な種類があり、これらはあまり設置の際に場所をとりませんので、コンパクトな敷地でも設置ができます。その他、宗派によって墓参の際の塔婆を立てる塔婆立、広さの余裕があれば物置石や燈籠などもお好みに応じて設置できます。


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